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fund

ラテン語 Latin

底、基礎

変化形:fundfound
あなたの習熟度

この語根について

語根 fund は、ラテン語の fundus「底」にさかのぼります。コップの底、海の底、谷底――そこから意味が広がって、物が載っている 土台・基礎 も表すようになりました。ローマ人はこの fundus から動詞 fundāre「下に底を据える」を作りました。つまり、しっかりした地面の上に何かを築く、創設するという意味です。

この「底」という一つのイメージが、英語では大きく二つの枝に分かれていきます。

一つ目の枝は、物理的・構造的な「底」のままです。建物の下にある文字どおりの土台と、考えの下にある抽象的な土台です。

- foundation――建物を支える 底。のちに、組織を 創設すること、さらに基金をもとに設立された団体そのもの(財団)も指すようになりました。
- found / founder――組織の底を据えること(found a company=会社を創業する)と、それをする人(創業者、創設者)。
- fundamental――底に属する。それがなければ全体が崩れてしまう、いちばん深いところで全体を支える原理です。
- profound――pro-(前へ、〜に向かって)+ fundus(底)=「底まで届く」。最初は水や傷が物理的に深いことに使われ、やがて深い思考や感情にも使われるようになりました。a profound silence(深い静けさ)、a profound idea(深遠な考え)。
- unfounded――底が与えられていない。事実という土台がない主張、つまり「根拠のない」という意味です。

二つ目の枝は、完全にお金の話です。fund とは、蓄えとして手元に置いておく「底の蓄え」、つまり元手となる資金のことです。ここから次の語が生まれました。

- funding / funder――提供される資金と、それを出す人。
- refund――re-(元へ)+ fund=お金を元の蓄えに戻す、つまり払い戻す。
- underfunded / self-funded / government-funded――資金不足の/自己資金の/政府出資の。資金の土台がどこから来るか を表す現代の複合語です。

全体を貫く考え方は変わりません。fund/found はいつも「底」です。ある時は物が立っている具体的な、あるいは概念的な地面であり、ある時は事業を支える資金の蓄えです。

最後に、形の似た語について一つ注意です。「I found my keys(鍵を見つけた)」の found は find の過去形で、ゲルマン語から来た語です。fundus とは関係ありません。また confound は別のラテン語動詞 fundere「注ぐ」から来ています(con-+fundere=「一緒に注ぐ」→ 混ぜてぼやけさせる、混乱させる)。最初の3文字は同じですが、fuse、confuse、infuse などの「注ぐ」の一族は親戚にすぎず、この「底」の一族ではありません。

ラテン語の fundus「底、土台」から来ています。「底」というイメージが二つの方向に広がり、一つは構造の深さ(foundation:土台、fundamental:根本的な、profound:深い)、もう一つはお金の土台(fund:資金、funding:資金提供、fundraise:資金を集める)です。found(設立する)や founder(創設者)は fundāre「土台を築く」から来ています。
覚え方のコツ

銀行の金庫の底 を思い浮かべてください。そこは建物が立つ foundation(土台)であると同時に、お金の fund(蓄え)がしまわれている場所でもあります。fund/found の語はどれも「底」の話です――建物の底、考えの底、そしてお金の山の底。

代表的な単語を詳しく

同じ語根を持つ単語の中から、特に語る価値のある数語を選び、その成り立ちを一つずつひもときます。

profoundこの一族でいちばんイメージが鮮やかな語です。pro-(〜に向かって)+ fundus(底)=「底に向かって届く」。もともとは文字どおりの深さで、profound water(深い水)、a profound wound(深い傷)のように使われました。やがて深さの比喩が心の内側へ移ります。a profound thought は問いの底まで届く考え、profound grief は感情の底まで届く悲しみです。反対語の shallow(浅い)も、同じ空間のイメージのままです。

この一族でいちばんイメージが鮮やかな語です。pro-(〜に向かって)+ fundus(底)=「底に向かって届く」。もともとは文字どおりの深さで、profound water(深い水)、a profound wound(深い傷)のように使われました。やがて深さの比喩が心の内側へ移ります。a profound thought は問いの底まで届く考え、profound grief は感情の底まで届く悲しみです。反対語の shallow(浅い)も、同じ空間のイメージのままです。

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foundation一つのイメージから複数の意味を持つ語です。「建物の下の底」からは文字どおりの土台(比喩的には議論の根拠)という意味が生まれました。「その底を据える行為」からは the founding of a republic(共和国の建国)のような「創設」の意味が、そして恒久的な資金の土台の上に設立された組織から三つ目の意味、つまり慈善団体としての foundation(財団)が生まれました。どれも「残りの全体を支える底」です。

一つのイメージから複数の意味を持つ語です。「建物の下の底」からは文字どおりの土台(比喩的には議論の根拠)という意味が生まれました。「その底を据える行為」からは the founding of a republic(共和国の建国)のような「創設」の意味が、そして恒久的な資金の土台の上に設立された組織から三つ目の意味、つまり慈善団体としての foundation(財団)が生まれました。どれも「残りの全体を支える底」です。

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fundamentalfundus(底)+ -ment + -al=「いちばん下の層に属する」。fundamental な原理とは、全体の重みを支えている原理のことです。それを取り除けば、上にあるものがすべて崩れてしまいます。だからこの語は important より強い意味を持ちます。fundamental は単に「重要な」ではなく、「構造上なくてはならない」という意味なのです。

fundus(底)+ -ment + -al=「いちばん下の層に属する」。fundamental な原理とは、全体の重みを支えている原理のことです。それを取り除けば、上にあるものがすべて崩れてしまいます。だからこの語は important より強い意味を持ちます。fundamental は単に「重要な」ではなく、「構造上なくてはならない」という意味なのです。

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fundお金の枝で、実は身近なところに隠れています。fund とは、お金の「底の蓄え」、つまり必要なときに引き出す元手のことです。この土台から funding(提供される資金)、refund(戻される=払い戻されるお金)、そして動詞の to fund(事業の下にお金の土台を据える=資金を出す)が生まれました。同じ fundus「底」を、コンクリートではなく現金で測っているだけです。

お金の枝で、実は身近なところに隠れています。fund とは、お金の「底の蓄え」、つまり必要なときに引き出す元手のことです。この土台から funding(提供される資金)、refund(戻される=払い戻されるお金)、そして動詞の to fund(事業の下にお金の土台を据える=資金を出す)が生まれました。同じ fundus「底」を、コンクリートではなく現金で測っているだけです。

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foundつづりが同じでも、無関係な二つの語があります。こちらの found は fundāre「下に底を据える」、つまり「設立する」という意味です(found a city=都市を建設する、found a company=会社を創業する)。もう一つの found は、ゲルマン語系の find の過去形にすぎません。「The school was founded in 1900(その学校は1900年に創立された)」はラテン語由来のほう、「I found it(それを見つけた)」はゲルマン語由来のほうです。

つづりが同じでも、無関係な二つの語があります。こちらの found は fundāre「下に底を据える」、つまり「設立する」という意味です(found a city=都市を建設する、found a company=会社を創業する)。もう一つの found は、ゲルマン語系の find の過去形にすぎません。「The school was founded in 1900(その学校は1900年に創立された)」はラテン語由来のほう、「I found it(それを見つけた)」はゲルマン語由来のほうです。

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関連する語根

base類義

base(ギリシャ語の basis「一歩、足を置くところ」から)と fund(ラテン語の fundus「底」)は、どちらも「土台」を意味し、fundamental と basic のように意味が重なります。大まかな違いは、base が「上に立つ表面」、fund が「その下にある深さ」だということです。また fund の語には fund、refund のようにお金の意味もありますが、base にはそれがありません。

fus紛らわしい

fund(fundus「底、土台」)は、confound、confuse、fuse、infuse に含まれる fus/fund とは別の語根です。こちらはラテン語の fundere「注ぐ」から来ています。confound は fund の語に見えますが、実際は「一緒に注ぐ → ぼやける、混乱させる」の一族です。見分け方は、土台や底の話なら fund、注ぐ・混ぜる話なら fundere(fus)です。

関連する単語 · 32

単語リスト:

fund

資金、基金;資金を出す

foundation

基礎、土台;財団;創設

fundamental

基本的な、根本的な;基本原理

found

設立する、創立する;find の過去形

founder

創設者;沈没する、失敗する

profound

深い、深遠な;重大な

fundamentally

根本的に、本質的に

profoundly

深く、大いに、心から

confound

困惑させる;混同する

refund

払い戻し、返金;払い戻す

unfounded

根拠のない、事実無根の

foundational

基礎の、根本的な

underfunded

資金不足の

funder

資金提供者、出資者

profundity

深遠さ、深み;深遠な考え

refundable

払い戻し可能な

nonrefundable

払い戻し不可の

fundament

基礎、根本;尻

fundraise

資金を集める、募金する

funding

資金、財政支援

founding

創立、設立;創立の

confounded

当惑した;いまいましい

co-found

共同で設立する

co-founder

共同創業者、共同設立者