GRE頻出の語根50|語源で難単語500語以上を読み解く

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Wordiyo · 2026-07-25 · 14分

GRE(アメリカの大学院入試で課される共通テスト)の単語対策というと、3,000語のリストを渡されて「全部覚えてください」と言われるのが定番です。でもこのやり方は、記憶のしくみを味方につけるどころか、真っ向から逆らっています。じつは GRE の単語はランダムに選ばれているわけではありません。loquacious、circumlocution、interlocutor ──見た目はバラバラですが、正体はどれも「話す」を意味する語根 loqu がかたちを変えただけ。語根さえ押さえれば、見知らぬ難単語が「顔なじみ」に変わります。

この記事では、GRE 単語を生み出す密度がとくに高い語根を50個紹介します。Wordiyo の GRE 語根コース(英語) の軸になっているのも、この50個です。それぞれの語根について、核となる意味と、そこから生まれる本物の GRE レベルの単語を挙げました(中学・高校で習うような簡単な仲間は、あえて外しています)。

このリストの使い方

50個を一度に覚えようとしないでください。1日5個ずつで十分です。語根ごとに例の単語の意味を手で隠し、「語根の意味がそれぞれの単語のどこに生きているか」を自分の言葉で説明してみましょう。読み返すのではなく、自分で意味を組み立て直す。このひと手間こそが、語根を記憶に根づかせます。

話す・名づける・論理の語根

loqu — 話す

  • loquacious — 度を越しておしゃべりな、口数の多い
  • circumlocution(circum + loqu)— 要点のまわりをぐるぐる話すこと;回りくどい言い方
  • grandiloquent(grand + loqu)— 大げさで仰々しい話しぶりの
  • interlocutor(inter + loqu)— 対話に加わっている人、話し相手

claim / clam — 叫ぶ

  • clamor — しつこく騒ぎ立てる声、喧騒
  • declaim — 演説口調で語る(しばしば大げさに)
  • reclaim — 呼び戻す;取り戻す

log — ことば、理性;〜の学問

  • eulogy(eu + log)— 「よいことば」で故人などをたたえること;賛辞
  • tautology — 同じ内容を言葉だけ変えてくり返すこと;同語反復
  • analogous — 対応していて、並行関係が見てとれる;類似した

nomin / nym — 名前

  • misnomer(mis + nomin)— 間違った、あるいは不適切な名前;誤称
  • ignominious(ig + nomin)— 名誉(よい名)を失うに値する;恥ずべき
  • pseudonym(pseudo + nym)— 偽りの名前;ペンネーム

sign — しるし

  • consign — 引き渡す;(望ましくない立場へ)追いやる
  • signify — 〜のしるしである;意味する

動く・行くの語根

ced / cess — 行く、譲る

  • unprecedented(un + pre + ced)— 前例のない
  • antecedent(ante + ced)— 先に行くもの;先行するもの
  • accede — 譲歩する、同意する

gress — 歩む、進む

  • transgress(trans + gress)— 限度を踏み越える;違反する
  • digress(di + gress)— 本題から離れて歩み出る;脱線する

it — 行く

  • transient(trans + it)— すぐに過ぎ去る;はかない
  • itinerant — あちこちを渡り歩く、巡回する

ven / vent — 来る

  • advent(ad + vent)— (重要なものの)到来
  • contravene(contra + ven)— 〜に逆らって来る;抵触する、違反する

via / vi — 道

  • trivial(tri + via)— 文字どおりには「三本の道(が交わる所)」;ありふれた、取るに足らない
  • deviate(de + via)— 決まった道筋から外れる

送る・押す・運ぶの語根

miss / mit — 送る

  • surmise(sur + mise)— わずかな根拠から推測する
  • intermittent(inter + mit)— 間をおいて止まったり始まったりする;断続的な

pel / puls — 押す、駆り立てる

  • dispel(dis + pel)— 追い払う;(疑いなどを)一掃する
  • compelling(com + pel)— 人を前へ押し出すような;説得力のある

tra / tract — 引く

  • intractable(in + tract)— 引っぱって従わせることができない;手に負えない、頑固な
  • distraught(dis + tra)— 心がばらばらに引き裂かれた;ひどく取り乱した

gest — 運ぶ、担う

  • exaggerate(ex + ag + ger)— 事実を越えたところまで運ぶ;誇張する
  • ingest(in + gest)— 内へ運ぶ;摂取する

mov / mot — 動かす

  • commotion(com + mot)— ざわざわと動き回る状態;騒動
  • demote(de + mot)— 下へ動かす;降格させる

つかむ・置く・与えるの語根

cap / cip — 取る、つかむ

  • incipient(in + cip)— かたちを取り始めたばかりの;初期の
  • precept(pre + cept)— 行動の指針として受け取る規則;教訓

tain / ten — 保つ

  • tenacious(ten)— しっかりつかんで離さない;粘り強い
  • tenet — 固く保持されている原則;信条

pos / pon — 置く

  • juxtapose(juxta + pos)— 並べて置く
  • repository(re + pos)— ものをしまっておく場所;保管所

sit / sid / sed — 座る、落ち着く

  • insidious(in + sid)— 待ち伏せしている;知らぬ間に進行する、陰険な
  • sedentary(sed)— 一か所に落ち着いた;座っていることが多い

dit / don — 与える

  • condone(con + don)— 過ちを黙って認める;大目に見る
  • anecdote(an + ec + dot)— 「外に出されていない」話;ちょっとした逸話

回す・折る・ねじるの語根

vers / vert — 回す、向ける

  • subvert(sub + vert)— 下からひっくり返す;(体制などを)転覆させる、揺るがす
  • aversion(a + vers)— 顔をそむけること;強い嫌悪

plic / ply — 折る、曲げる

  • implicit(im + plic)— 中に折り込まれた;はっきり言わず暗に示された
  • complicity(com + plic)— 悪事に一緒に折り重なること;共犯

tort — ねじる

  • tortuous(tort)— ねじれだらけの;入り組んだ、ひねくれた
  • contort(con + tort)— ねじってゆがめる

circ — 円、まわり

  • circuitous(circ)— 遠回りの;まわりくどい
  • circumscribe(circum + scrib)— まわりに線を引く;制限する

strain / strict / string — きつく締める

  • stringent(string)— きつく縛る;厳格な
  • astringent(a + string)— 引き締める;辛辣な、手厳しい

見る・感じる・生きるの語根

sp / spec / spic — 見る、観察する

  • conspicuous(con + spic)— 目に飛び込んでくる;目立つ
  • perspicacious(per + spic)— 見通しがはっきりきく;洞察力の鋭い

sent / sens — 感じる、知覚する

  • sentient(sent)— 知覚や感情を持つ
  • dissent(dis + sent)— 感じ方が離れる;異議を唱える

path — 感じる、苦しむ

  • antipathy(anti + path)— 心の底にある反感
  • pathos — 哀れみや悲しみを誘う性質;ペーソス

spir — 息をする

  • aspire(a + spir)— 〜に向かって息をする;強く望む、志す
  • transpire(trans + spir)— 息が向こう側へ抜ける;(秘密などが)明らかになる

viv / vit — 生きる

  • vivacious(viv)— 生き生きとした、快活な
  • viable(vi)— 生きていける;実行可能な

立つ・終える・閉じるの語根

st / stit — 立つ

  • obstinate(ob + st)— 立ちはだかる;頑固な
  • destitute(de + stit)— 何もない状態に立たされた;ひどく欠乏した、極貧の

fin — 終わり、限界

  • definitive(de + fin)— 決着をつける;決定的な
  • finite(fin)— 限りのある

bar — 横木、障壁

  • embargo(em + bar)— 貿易を止める公式の障壁;通商禁止
  • debar(de + bar)— 締め出す;除外する

clud / clus — 閉じる

  • preclude(pre + clud)— 前もって締め出す;妨げる
  • recluse(re + clus)— 社会から閉じこもった人;隠遁者

stinct / stig — 突く、刺激する

  • instigate(in + stig)— けしかけて行動させる;扇動する
  • stigma — 不名誉のしるし;汚名

作る・生まれる・手の語根

fac / fic — 作る、する

  • prolific(pro + fic)— たくさん生み出す;多作な
  • facile(fac)— たやすくできる;うわべだけの、安易な

gen — 誕生、種類

  • ingenuous(in + gen)— 生まれつきの率直さを持つ;無邪気で正直な
  • engender(en + gen)— 生み出す;引き起こす

man — 手

  • manifest(man + fest)— 手に取るように(目にも)明らかな
  • emancipate(e + man + cip)— 手の中から取り出す;解放する

press — 押す、しぼる

  • repress(re + press)— 押し戻す;抑えつける
  • compress(com + press)— 押し固める;圧縮する

mono — ひとつ

  • monolithic(mono + lith)— 一枚岩の;巨大で一体化した
  • monotonous(mono + ton)— 調子に変化がない;単調でうんざりする

等しさ・価値・中間の語根

equ — 等しい、平らな

  • equivocate(equ + voc)— 「等しい声」を使う;人を惑わすためにあいまいな言い方をする
  • equanimity(equ + anim)— 心が平らなこと;平静

val — 強い、価値がある

  • ambivalent(ambi + val)— 二方向に同じ強さで引っぱられる;相反する感情を抱いた
  • convalesce(con + val)— ふたたび強くなる;病後に回復する

par — 等しい;準備する

  • disparate(dis + par)— 本質的にかけ離れた;まったく異質な
  • disparity(dis + par)— 目立った不均衡、格差

medi — 中間

  • intermediary(inter + medi)— 間に立って動く人;仲介者
  • mediate(medi)— 当事者の間に入る;調停する

ple / plet — 満たす、いっぱいの

  • replete(re + plet)— たっぷり満たされた
  • plethora — 過剰;あり余るほどの量

求める・伸ばす・つるすの語根

pet / peti — 求める、努める

  • impetus(im + pet)— 推進力、はずみ
  • petulant(pet)— だだをこねるように要求がましい;怒りっぽい

tend / tens — 伸ばす

  • contend(con + tend)— 争う;強く主張する
  • pretentious(pre + tend)— 実力以上に主張を引き伸ばした;もったいぶった、見栄っぱりな

pend / pens — 量る、つるす

  • propensity(pro + pens)— 生まれつきの傾向、性癖
  • pensive(pens)— 重く深く考え込んだ;物思いにふけった

lud / lus — 遊ぶ、からかう

  • elusive(e + lus)— 手をすり抜けていく;とらえどころのない
  • allude(al + lud)— 遠回しに言及する、ほのめかす

sequ / secu — 従う、ついていく

  • obsequious(ob + sequ)— 卑屈についていく;こびへつらう
  • consequential(con + sequ)— 結果として続いて起こる;重大な

「読み解ける」から「覚えている」へ

このリストを一度読んだだけでは、語根は長期記憶に移りません。効くのは次の2つです。間隔をあけた想起(数日後にもう一度語根に出会い、読み返す前に自分で思い出す)と、生成(新しい単語の意味を、パーツから自分で組み立てる)。ただ並べただけのリストには、どちらも代わりにやってもらえません。

Wordiyo の GRE コースは、まさにそのために作られています。どの語根も実際の GRE 単語を使って学び、各レッスンの最後には、間違えた問題を正解するまで出し直すクイズ。各ユニットの締めくくりには、取り違えやすい語根どうしを対決させる復習が待っています。

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