main
ラテン語 Latinとどまる、残る、住む
この語根について
語根 main は、ラテン語の manēre「とどまる、残る、住む」から来ています。まわりがどんなに変わっても、その場から動こうとしない人を思い浮かべてください。その人はじっととどまっています。「後に残る」というこのひとつのイメージから、意外なほど幅広い単語のグループが生まれました。途中でつづりも main / man / mans と変化します(過去分詞は mānsus でした)。
いちばん文字どおりなのは、ただとどまるという意味の単語です。
- re-(後ろに)+ manēre → remain:後に残る、取り残される。みんなが去ったあとに remain しているのは、そこにとどまったものです。
- 同じ発想から、remainder(残り)や remains(遺物、残骸)も生まれました。どちらも、ほかの部分が持ち去られたり使い切られたりしたあとに残った部分です。remnant は、後に残った小さな切れ端、名残りを表します。
「最後まで通して」を意味する接頭辞を付けると、「とどまる」は「続く」に変わります。
- per-(通して、完全に)+ manēre → permanent:時間を最後まで通してとどまること。permanent なものは、しばらくの間とどまるのではなく、何があってもとどまり続けます。ここから permanence(永続性)、impermanent(とどまらない、はかない)、そして仏教的な響きをもつ impermanence(無常、何ものもとどまらないこと)が生まれました。
次は、人がとどまる場所、つまり住まいです。
- mansion は、もともと「とどまる場所」、つまり住居という意味でした。何世紀もかけてその住まいがどんどん立派になり、mansion は大きく豪華な邸宅を指すようになりました。(日本語の「マンション」とは意味がずれている点に注意しましょう。)
- manor(荘園、領主の館)と manorial も、同じ「住まい」の発想から古フランス語を経て入ってきた単語で、領主の住居とそのまわりの領地を指します。
もう少し抽象的な単語もあります。
- in-(中に)+ manēre → immanent:中にとどまる、内在する。哲学や神学では、世界の外ではなく内側に宿っているものを immanent と言います。
正直に言うと、例外もひとつあります。maintain(および maintainer、maintainable、unmaintained、well-maintained)は、このグループに属しているように見えるだけです。実際はラテン語の manū tenēre、「手(manū)に持つ(tenēre)」から来ています。この main- は手(manus)であって、manēre ではありません。「何かを続けさせる、しっかり保つ」という意味が似ているため、二つの語根はとても混同しやすいのです。これらの単語は tain(保つ)の語根に分類しています。
覚えておきたいパターンはこうです。remain、permanent、mansion、immanent に共通しているのは何かがその場にとどまることで、あとは接頭辞が教えてくれます。後ろに、最後まで、中に、というように。
remain を思い浮かべましょう。パーティーのあとでみんなが帰ったとき、後に残っているものが remains です。main/man- の単語はどれも「とどまる」ことに関係します。permanent は時間を通してとどまり、mansion はとどまって住む場所です。ただし maintain は別の語根(manū=手)から紛れ込んだ単語で、manēre ではないので注意しましょう。
代表的な単語を詳しく
同じ語根を持つ単語の中から、特に語る価値のある数語を選び、その成り立ちを一つずつひもときます。
remainこの語根をもっともわかりやすく見せてくれる単語です。re-(後ろに)+ manēre(とどまる)で「後に残る」。何かの大部分が取り除かれたり使い切られたりしたとき、*remain* しているのは後に残った部分です。同じイメージから、remainder(数学の余り)、remains(遺体や遺跡など、残ったもの)、remnant(わずかに残った切れ端)が生まれています。
この語根をもっともわかりやすく見せてくれる単語です。re-(後ろに)+ manēre(とどまる)で「後に残る」。何かの大部分が取り除かれたり使い切られたりしたとき、*remain* しているのは後に残った部分です。同じイメージから、remainder(数学の余り)、remains(遺体や遺跡など、残ったもの)、remnant(わずかに残った切れ端)が生まれています。
remain を見るpermanentper-(通して、最後まで)+ manēre(とどまる)で「最後までとどまり続ける」。permanent は単に「長い」のではなく、何があってもずっととどまり続けるものを表します。否定の im- を付けて「とどまる」を打ち消すと impermanent / impermanence となり、何ものもとどまらないという仏教の「無常」の考え方を表します。
per-(通して、最後まで)+ manēre(とどまる)で「最後までとどまり続ける」。permanent は単に「長い」のではなく、何があってもずっととどまり続けるものを表します。否定の im- を付けて「とどまる」を打ち消すと impermanent / impermanence となり、何ものもとどまらないという仏教の「無常」の考え方を表します。
permanent を見るmansion「とどまる場所」という意味の単語です。ラテン語の mansiō(manēre の過去分詞 mānsus から)は、単に住まい、つまりとどまる場所を意味していました。時代とともにその住まいが立派になり、mansion は大きく豪華な邸宅を指すようになりました。manor や manorial も、同じ「住まい」の語源から古フランス語を経て入ってきた単語です。
「とどまる場所」という意味の単語です。ラテン語の mansiō(manēre の過去分詞 mānsus から)は、単に住まい、つまりとどまる場所を意味していました。時代とともにその住まいが立派になり、mansion は大きく豪華な邸宅を指すようになりました。manor や manorial も、同じ「住まい」の語源から古フランス語を経て入ってきた単語です。
mansion を見るemanatee-(外へ)が付いた、このグループの中ではひねりのある単語です。ここでは、発する元はその場にとどまったまま、何かがそこから外へ流れ出していくイメージで考えましょう。light emanates from a lamp(ランプから光が発する)、authority emanates from a leader(権威が指導者から生じる)のように使います。ランプはそのまま残り、光だけが出ていきます。だから emanate はほとんどいつも from と組み合わせて使われるのです。
e-(外へ)が付いた、このグループの中ではひねりのある単語です。ここでは、発する元はその場にとどまったまま、何かがそこから外へ流れ出していくイメージで考えましょう。light emanates from a lamp(ランプから光が発する)、authority emanates from a leader(権威が指導者から生じる)のように使います。ランプはそのまま残り、光だけが出ていきます。だから emanate はほとんどいつも from と組み合わせて使われるのです。
emanate を見る関連する語根
関連する単語 · 26
remain
残る、とどまる;〜のままである
main
主な、主要な;本管
permanent
永久の、永続的な
mansion
大邸宅、豪邸
permanently
永久に、恒久的に
remnant
残り、残骸、名残
remainder
残り、残余;(割り算の)余り
emanate
発する、放つ;(から)生じる
manor
荘園;領主の邸宅
permanence
永続性、恒久性
immanent
内在する、内在的な
maintained
維持された、手入れされた
impermanence
無常、はかなさ
permanency
永続性、恒久性
immanence
内在性
impermanent
一時的な、永続しない
maintainer
維持管理する人、保守担当者
manorial
荘園の
maintainable
維持できる、保守可能な
remanent
残留する、残存の
unmaintained
手入れされていない、保守されていない
remaining
残りの、残っている
remains
残り物;遺体、遺骨;遺跡
non-permanent
一時的な、非常任の