pet
ラテン語 Latin求める、目指す
この語根について
語根 pet は、ラテン語の petere から来ています。この動詞の核には、生き生きとした身体的なイメージがあります。突進する、〜へ向かって飛ぶ、狙う、襲いかかる。ローマの兵士は敵の戦列を petere し、鷹は獲物を petere しました。目標へ向かって勢いよく、まっすぐ動くこのイメージから、動詞はより一般的な意味へとやわらいでいきました。求める、目指す、〜を得ようと努める、という意味です。英語のこのグループのほぼすべてが、欲しいものへ向かって動くというこのひとつの絵から育っています。
接頭辞が、求める方向をどう操っているか見てみましょう。
- com-(ともに)+ petere → compete:文字どおり「ともに求める」こと。何人もが同時に同じ賞を目指して努力することです。二人のランナーが同じゴールラインを petere する。この「並んで求め合う」というラテン語の発想が、私たちの「競争」という考え方になりました。同じ語幹から competition(競争)、competitor(競争相手)、competitive(競争の激しい)が生まれています。
- re-(再び)+ petere → repeat:再び求める、同じものをもう一度追いかけること。そこから、もう一度する・言う(くり返す)という意味になりました。repetition(反復)と repetitive(くり返しの多い)にも、もう一度取りに戻るという考えが残っています。
- ad-(〜へ)+ petere → appetite:何か、特に食べ物の ほうへ 向かって求めること。appetite(食欲)とは、体が食事へ向かって突き進むことなのです。appetizer(前菜)は、その「求める気持ち」を目覚めさせるものです。
- in-(中へ、上に)+ petere → impetus:何かを前へ投げ出す最初の力、つまり押す力、勢いです。形容詞の impetuous は、その力のように突っ走り、考える前に行動してしまう人(衝動的な)を表します。
- per-(通して、最後まで)+ petere → perpetual:あらゆる時を通して、止まることなく求め続けること、つまり永遠の。perpetuate は、その終わりのない動きを続けさせる(永続させる)という意味です。
- petition は、「求める・頼む」という意味がいちばんそのまま残っている単語です。正式に求めること、つまり権力者の前に差し出す請願です。petitioner は、その請願をする人です。
二つの系統は、元の意味からさらに離れています。competent / competence では、com- + petere =「ともに求める」から、「一緒になる、ふさわしい、十分である」へと意味がつながっています。つまり competent であるとは、あなたの能力が仕事の要求を 満たしている ということです。もともとの「努力する」は薄れ、「その仕事に見合っている」になりました。そして物理学の centripetal(centrum「中心」+ petere)は、いつも 中心を求める 力、つまり回転する物体を内側へ引っぱる力(求心力)を表します。
つづりには少し揺れがあり、petit-(petition、petulant など)という形も現れます。また、pet / pit のように見える単語がすべてこのグループに属するわけではありません。pity や pitiful はラテン語の pietas(敬虔、慈悲)から来ていて、たまたま見た目が似ているだけのまったく別の語根です。
覚えておきたいパターン:pet はいつも、目標へ向かう動きです。接頭辞がその角度を教えてくれます。食べ物へ(appetite)、同じ賞へ(compete)、もう一度(repeat)、あらゆる時を通して(perpetual)、前へ進む動きの中へ(impetus)。
急降下する鷹を思い浮かべてください。petere、つまり目標へ突進するのです。pet の単語はどれも、何かへ向かう突進です。appetite は食べ物へ突き進み、compete は同じ賞を目がけて突き進み、repeat はもう一度それを追いかけ、perpetual なものは永遠に突き進み続けます。
代表的な単語を詳しく
同じ語根を持つ単語の中から、特に語る価値のある数語を選び、その成り立ちを一つずつひもときます。
competecom-(ともに)+ petere(求める)=「ともに求める」。意外なのは、「他の人と並んで同じものを求めること」こそがまさに競争だという点です。二人が一つの賞を目がけて突き進めば、二人は competitor(競争相手)になります。この単語は根本的には「戦う」という意味ではありませんでした。争いは、二人が同じ目標を狙った結果として自然に生まれるものにすぎないのです。
com-(ともに)+ petere(求める)=「ともに求める」。意外なのは、「他の人と並んで同じものを求めること」こそがまさに競争だという点です。二人が一つの賞を目がけて突き進めば、二人は competitor(競争相手)になります。この単語は根本的には「戦う」という意味ではありませんでした。争いは、二人が同じ目標を狙った結果として自然に生まれるものにすぎないのです。
compete を見るcompetentcompete と同じ com- + petere ですが、もっと穏やかな道をたどりました。「ともに求める」→「一緒になる、一致する、ふさわしい」。competent であるとは、あなたのスキルが仕事の要求を *満たしている*、ぴったり合っていて十分だということです。「努力する」の意味は薄れて「その仕事に見合っている」になりました。competent が「競争的な」ではなく「有能な」を意味するのはそのためです。
compete と同じ com- + petere ですが、もっと穏やかな道をたどりました。「ともに求める」→「一緒になる、一致する、ふさわしい」。competent であるとは、あなたのスキルが仕事の要求を *満たしている*、ぴったり合っていて十分だということです。「努力する」の意味は薄れて「その仕事に見合っている」になりました。competent が「競争的な」ではなく「有能な」を意味するのはそのためです。
competent を見るappetitead-(〜へ)+ petere(突進する)= 何かの *ほうへ* 突き進むこと。appetite とは文字どおり、体の衝動が食べ物へ向かって押し寄せることです。イメージは「目標に向けられた強い欲求」にすぎないので、英語では食べること以外にも自由に広げて使います。an appetite for risk(リスクを好む気持ち)、an appetite for power(権力欲)など、欲しいものへあなたを引き寄せるあらゆる渇望です。
ad-(〜へ)+ petere(突進する)= 何かの *ほうへ* 突き進むこと。appetite とは文字どおり、体の衝動が食べ物へ向かって押し寄せることです。イメージは「目標に向けられた強い欲求」にすぎないので、英語では食べること以外にも自由に広げて使います。an appetite for risk(リスクを好む気持ち)、an appetite for power(権力欲)など、欲しいものへあなたを引き寄せるあらゆる渇望です。
appetite を見るperpetualper-(通して、最後まで通して)+ petere(求める、押し進む)= あらゆる時を通して、止まることなく押し進むこと。petere の終わりのない前進が永遠に引き延ばされて、「永久に続く、絶え間ない」という意味になりました。perpetuate はその能動的な動詞で、何かが決して途絶えないように、その動きを続けさせることです。
per-(通して、最後まで通して)+ petere(求める、押し進む)= あらゆる時を通して、止まることなく押し進むこと。petere の終わりのない前進が永遠に引き延ばされて、「永久に続く、絶え間ない」という意味になりました。perpetuate はその能動的な動詞で、何かが決して途絶えないように、その動きを続けさせることです。
perpetual を見るimpetusin-(中へ、上に)+ petere(突進する)= 何かを前へ投げ出す力、動き出させる最初のひと押しです。物理学から日常の用法へと広がりました。a new law gives impetus to reform(新しい法律が改革に弾みをつける)のように、物事を動かし始めるきっかけのことです。形容詞の親戚 impetuous は、それと同じ、向こう見ずで抑えのきかない勢いで行動する人を表します。
in-(中へ、上に)+ petere(突進する)= 何かを前へ投げ出す力、動き出させる最初のひと押しです。物理学から日常の用法へと広がりました。a new law gives impetus to reform(新しい法律が改革に弾みをつける)のように、物事を動かし始めるきっかけのことです。形容詞の親戚 impetuous は、それと同じ、向こう見ずで抑えのきかない勢いで行動する人を表します。
impetus を見る関連する語根
pet(求める、突進する)が pend(吊るす、量る)と混同されやすいのは、interdependence のような単語が以前ここに誤って分類されていたからにすぎません。二つは無関係です。compete / appetite / impetus は pet の仲間、depend / pendant / suspend は pend の仲間です。吊るす・量る・頼ることなら pend、求める・突進することなら pet です。
どちらも「求める」という考えを持っていますが、pet(petere から)は目標へ突進する・努力することに傾き(compete、appetite、petition)、quest/quer(quaerere から)は探す・尋ねることに傾きます(question、inquire、request)。狙う・努力するなら pet、探す・尋ねるなら quest です。
関連する単語 · 37
competition
競争;競技会、コンテスト
repeat
繰り返す、反復する;再放送
compete
競争する、競う;出場する
competitive
競争の;競争心の強い;競争力のある
competitor
競争相手;競技者
competence
能力、力量、適性
appetite
食欲;欲求、強い願望
competent
有能な、適任の
repetition
繰り返し、反復
petition
請願書、嘆願書;請願する
perpetuate
永続させる、長続きさせる
competitiveness
競争力;負けず嫌い
perpetual
永続的な、永久の;絶え間ない
appetizer
前菜
impetus
推進力、勢い;刺激
incompetent
無能な、不適格な
repetitive
繰り返しの多い、単調な
incompetence
無能、不適格
perpetually
永久に、絶え間なく
petitioner
請願者、申立人
competitively
競争的に;競争力をもって
perpetuation
永続化、存続
petulant
すねた、不機嫌な
impetuous
衝動的な、性急な;激しい