rat_reckon
ラテン語 Latin計算された、定められた
この語根について
この語根の背後には、ローマ人の興味深い考え方があります。考えることと数えることは同じ行為だ というものです。語源はラテン語の rērī「勘定する、計算する、考える」で、その過去分詞が ratus「計算された、定められた、有効な」、名詞が ratiō「計算、勘定、そしてそこから理性」です。ローマ人にとって ratiō とは、数字の並んだ帳簿の欄であると同時に、筋道の通った推論でもありました。論理とは一種の帳簿づけだったのです。
この二つの顔によって、ファミリーは二つの枝に分かれていますが、今でも互いのつながりが感じられます。
数える枝。 ratiō から ratio(ある量と別の量の比、比率)が生まれ、同じ語根から rate(単位あたりの測られた量。速度、料金、頻度など)、rating(測られた点数、評価)、ration と rationing(計算して決めた、定まった 割り当て。算数で割り出したあなたの取り分、配給)が生まれました。どれも数によって測ったり割り当てたりすることに関わっています。
考える枝。 まったく同じ ratiō は「理性、理由」という意味も持ち、ここから reason(原因、根拠、そして論理的に考える能力)、reasoning(筋道を立てて考えていく過程、推論)、reasonable(理にかなった。公平で、分別があり、行きすぎていない)が生まれました。形容詞 rational(理性に従った、合理的な)はラテン語の形をそのまま残しています。また、堂々とした硬い語 ratiocination は、文字どおり「勘定を最後まで計算しきること」、つまり一歩一歩進める論理的な思考を意味します。
二つの枝の橋渡しをしているのが ratify です。rat-(計算された、定められた、有効とされた)+ 隠れた -fic- / -fac-(作る)=「有効にする」。条約を ratify(批准)するとは、正式な手続きを経て、その条約に公式で確定した効力を与えることです。計算が拘束力を持つものに変わる瞬間といえます。名詞は ratification(批准)です。
ファミリー全体を貫く糸はこうです。何か——量でも、主張でも、議論でも——を取り上げて、勘定によって決着をつける。その勘定が算数であれ(ratio、ration)、論理であれ(reason、rational)、法律であれ(ratify)、理性を注意深い帳簿のように扱うという、同じローマ人の習慣なのです。
ローマ人にとって ratiō は「計算」と「理性」の両方を意味していました。数えることと考えることは一つだったのです。そこでファミリーは二つに分かれます。数える側(ratio、rate、ration)と、考える側(reason、rational、reasonable)。ratify =「勘定済み・有効にする」、つまり正式に決着をつけることです。
代表的な単語を詳しく
同じ語根を持つ単語の中から、特に語る価値のある数語を選び、その成り立ちを一つずつひもときます。
reasonこのファミリーの日常的な大物です。ラテン語 ratiō は「計算」と「理性」の両方を意味していました。だから英語の reason にも大きな意味が二つあります。原因や根拠(the reason I'm late「遅れた理由」)と、論理的に考える能力(the age of reason「理性の時代」)です。どちらも、何かを筋道立てて割り出す——「なぜか」を計算する——という考えから来ています。
このファミリーの日常的な大物です。ラテン語 ratiō は「計算」と「理性」の両方を意味していました。だから英語の reason にも大きな意味が二つあります。原因や根拠(the reason I'm late「遅れた理由」)と、論理的に考える能力(the age of reason「理性の時代」)です。どちらも、何かを筋道立てて割り出す——「なぜか」を計算する——という考えから来ています。
reason を見るratioいちばん純粋な「数える」単語です。ここでは ratiō が算数の顔を保っています。ratio とは二つの数の比例関係、つまり比のことです(a ratio of 2 to 1「2対1の比」)。reason になったのと同じラテン語ですが、この枝は論理ではなく数字の世界にとどまりました。
いちばん純粋な「数える」単語です。ここでは ratiō が算数の顔を保っています。ratio とは二つの数の比例関係、つまり比のことです(a ratio of 2 to 1「2対1の比」)。reason になったのと同じラテン語ですが、この枝は論理ではなく数字の世界にとどまりました。
ratio を見るration計算して決めた取り分です。ratiō(計算)から来ており、ration とは、あらかじめ割り出して決められたあなたの割り当て量のことです。食料や燃料を計算で分け、全員が決まった量を受け取れるようにするわけです。rationing(配給制、統制された分配)は、戦時中に政府が行うものです。「計算して割り当てる」という意味が真ん中にはっきり出ています。
計算して決めた取り分です。ratiō(計算)から来ており、ration とは、あらかじめ割り出して決められたあなたの割り当て量のことです。食料や燃料を計算で分け、全員が決まった量を受け取れるようにするわけです。rationing(配給制、統制された分配)は、戦時中に政府が行うものです。「計算して割り当てる」という意味が真ん中にはっきり出ています。
ration を見るratify橋渡しの単語です。rat-(計算された、定められた、有効な)+ 隠れた -fy(作る)=「有効にする」。条約を ratify(批准)するとは、その条約に公式で確定した効力を与えること、つまり草案が正式な合意によって拘束力を持つようになる瞬間です。この語は、ファミリーの「計算する・定める」側と「理性・決定する」側をつないでいます。
橋渡しの単語です。rat-(計算された、定められた、有効な)+ 隠れた -fy(作る)=「有効にする」。条約を ratify(批准)するとは、その条約に公式で確定した効力を与えること、つまり草案が正式な合意によって拘束力を持つようになる瞬間です。この語は、ファミリーの「計算する・定める」側と「理性・決定する」側をつないでいます。
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