sur
Old French安全な、確かな
この語根について
語根 sur の中には、ラテン語で最も心を落ち着かせてくれる単語の一つが隠れています。sēcūrus「心配がない」です。分解してみると、まさにその約束が見えてきます。se-(〜なしに)+ cūra(心配、気づかい)です。sēcūrus であるとは、心にのしかかるものが何もないこと、つまり心配も危険も、恐れるものも何もない状態でした。
このたった一つの考えが、英語に入ってくる途中で二つの流れに分かれました。一つはラテン語からあまりすり減らずに直接入ってきた流れで、もとのつづりを保っています。secure と security は今も「危険がない」という文字どおりの意味を持っています。もう一つは古フランス語を経由した流れで、そこで sēcūrus は seür、さらに sure へとやわらかく変化し、意味も「安全な」から「確かな」へと移りました。考えてみれば当然で、安全で頼りになるものなら 確信 できます。a sure thing(確実なこと)とは、心配するのをやめてしまえるほど頼りになるもののことです。
英語は sure に接頭辞をつけて、小さな動詞の家族を作りました。ここで意味がどう広がるかは、じっくり見ておく価値があります。
- assure ― ad-(〜へ)+ sure =人を 確信させる。assure するのは 人 です。I assure you it's safe.(安全だと保証します)。目的語は、あなたが安心させようとしている不安な人です。
- ensure ― en-(〜にする、させる)+ sure = 物事 が確実に起こるようにする。ensure するのは 結果 です。Check the locks to ensure nothing goes wrong.(何も問題が起きないよう鍵を確認しなさい)。
- insure ― 歴史的には ensure と同じ単語ですが、英語はこのつづりを一つの専門的な役目のために分けました。金銭的な損失に備えて確かにしておくこと、つまり insurance(保険)をかけることです。車にリスクに備えて 保険をかける(insure your car)のように使います。
- reassure ― re-(再び)+ assure =人を 再び 確信させる、新たな不安を和らげること。She reassured the frightened child.(彼女はおびえる子どもを安心させた)。
そっくりな三つの単語 ensure / assure / insure は学習者が引っかかる定番の落とし穴なので、見分け方を覚えておきましょう。ensure は出来事を保証する(ensure success=成功を確実にする)、assure は人を安心させる(assure your client=顧客に請け合う)、insure は保険に入る(insure your house=家に保険をかける)。覚え方:assure の A は Anxiety(不安)の A で、人の不安を取り除きます。insure の I は Indemnity / Insurance(損害補償・保険)の I で、損失に備えるお金です。ensure はその中間の中立的な単語で、ただ何かが確実に起こるようにします。
語族全体が、あの出発点のイメージに戻ってきます。心に何の心配もない人の姿です。assure、ensure、insure、reassure はどれも、結局のところその心配のない気持ちを与えること、つまり物事を secure(安全)にして、sure(確か)だと思えるようにすることなのです。
sur/sure の単語は、どれも心配を取り除く話です。ラテン語の sēcūrus = se(なしに)+ cūra(心配)=「心配なし」。sure であるとは疑いがないこと、assure、ensure、insure、reassure は人の心配を取り去ることです。まぎらわしい三つ組の覚え方:Assure は人の Anxiety(不安)を消す、Insure はお金で備える(Insurance=保険)、Ensure は Event(出来事)を確実に起こす。
代表的な単語を詳しく
同じ語根を持つ単語の中から、特に語る価値のある数語を選び、その成り立ちを一つずつひもときます。
sure語族の中心で、最もすり減った形です。古フランス語はラテン語の sēcūrus(安全な)を sure へとなめらかにし、意味も「安全な」から「確かな」へと移しました。安全で頼りになるものこそ、当てにできるものだからです。だから a sure thing は心配のいらない賭け、make sure は「疑いを取り除く=確かめる」という意味になります。英語は、すり減っていない双子の secure / security を、もとの「危険がない」という意味のために残しておいたことにも注目しましょう。
語族の中心で、最もすり減った形です。古フランス語はラテン語の sēcūrus(安全な)を sure へとなめらかにし、意味も「安全な」から「確かな」へと移しました。安全で頼りになるものこそ、当てにできるものだからです。だから a sure thing は心配のいらない賭け、make sure は「疑いを取り除く=確かめる」という意味になります。英語は、すり減っていない双子の secure / security を、もとの「危険がない」という意味のために残しておいたことにも注目しましょう。
sure を見るensureen-(〜にする、させる)+ sure =「確実にする」。大事なのは、ensure の目的語が人ではなく、出来事や結果だということです。ensure the door is locked(ドアが確実に施錠されているようにする)、ensure success(成功を確実にする)。assure のように *ensure someone*(人を ensure する)とは言えません。三つ組の中で中立的な、結果重視のメンバーで、何かが起こることを保証します。
en-(〜にする、させる)+ sure =「確実にする」。大事なのは、ensure の目的語が人ではなく、出来事や結果だということです。ensure the door is locked(ドアが確実に施錠されているようにする)、ensure success(成功を確実にする)。assure のように *ensure someone*(人を ensure する)とは言えません。三つ組の中で中立的な、結果重視のメンバーで、何かが起こることを保証します。
ensure を見るassuread-(〜へ)+ sure =人を確信させる。assure が向かうのは人で、その人の不安を取り除きます。I assure you the bridge is safe(その橋は安全だと請け合います)、let me assure the customers(お客様にご安心いただけるよう申し上げます)。覚え方:Assure の A は Anxiety(不安)の A。不安な人を落ち着かせるのであって、出来事を保証する(それは ensure)のでも、保険に入る(それは insure)のでもありません。
ad-(〜へ)+ sure =人を確信させる。assure が向かうのは人で、その人の不安を取り除きます。I assure you the bridge is safe(その橋は安全だと請け合います)、let me assure the customers(お客様にご安心いただけるよう申し上げます)。覚え方:Assure の A は Anxiety(不安)の A。不安な人を落ち着かせるのであって、出来事を保証する(それは ensure)のでも、保険に入る(それは insure)のでもありません。
assure を見るinsuranceinsure(ensure から分かれたつづり)+ -ance からできています。ensure が一般的な意味のまま残ったのに対し、insure は一つの役目に絞られました。金銭的な損失に備えて確かにしておくことです。insurance はそれを実現する契約で、今少しお金を払っておけば、あとで大きな損失があっても破産せずにすみます。語族の出発点の考え、つまり災難について「心配がない」状態をお金で手に入れるという意味で、最も文字どおりに原点を取り戻しているメンバーです。
insure(ensure から分かれたつづり)+ -ance からできています。ensure が一般的な意味のまま残ったのに対し、insure は一つの役目に絞られました。金銭的な損失に備えて確かにしておくことです。insurance はそれを実現する契約で、今少しお金を払っておけば、あとで大きな損失があっても破産せずにすみます。語族の出発点の考え、つまり災難について「心配がない」状態をお金で手に入れるという意味で、最も文字どおりに原点を取り戻しているメンバーです。
insurance を見る関連する語根
どちらも「確かさ」に行き着きますが、角度が違います。sur/sure は「心配がない → 頼りになる → 確かな」という流れです。cert(ラテン語 certus から)は「決まった、定まった → 確かな」という流れで、certain、certify、certificate を生みました。大まかな見分け方:sure は日常的で、自信があるという気持ちを表す単語。certain / certify はより改まっていて、検証できる確かさに寄っています。
cur は sur の中に埋もれたもう半分です。sēcūrus の中にある cūra(気づかい、心配)は、cure、curious、accurate、procure の背後にあるのと同じ語根で、どれも「気を配る」ことに関わります。sēcūrus はそれを文字どおり打ち消したもので、se-(なしに)+ cūra =「心配なし」です。つまり sur は「心配を取り除いた cur」なのです。
どちらも「自信・信頼」に関わりますが、その気持ちの正反対の根から来ています。sur/sure は疑いがないこと(a sure thing)。fid(ラテン語 fides「信頼、信仰」)は誰かを信頼することで、confident、fidelity、fiancé などがあります。見分け方:疑いが取り除かれた → sure、人に信頼を置く → fid。