よく使う英語の語根40選|意味と例語つき一覧

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Wordiyo · 2026-07-25 · 12分

英単語は、覚えても覚えても終わりが見えない――そう感じたことはありませんか。でも実は、英語の語彙のかなりの部分は、ラテン語やギリシャ語から借りてきたよく使う語根という、ごく限られたパーツの組み合わせでできています。たとえば port(「運ぶ」)という語根を一つ知るだけで、import、export、transport、portable の中に同じパーツが隠れているのが見えてくるはずです。語根は、単語のファミリーをまとめて開ける鍵なのです。

この記事では、まず最初に押さえたい40個の語根を紹介します。どれもギリシャ語・ラテン語由来で、ふだんの英文で出会う頻度が高く、覚えたぶんだけすぐに見返りがあるものばかりです。各語根は Wordiyo の詳しいページにリンクしているので、語族の単語をまとめて確認したり、発音を聞いたりできます。この一覧を「ホーム」としてブックマークしておき、気になった語根から少しずつ深掘りしていってください。

この一覧の使い方

40個を一気に覚えようとしなくて大丈夫です。語根を一つ選んだら、その意味が各例語の中でどう生きているかを確かめ、次にまだ習っていない単語の意味を推測してみましょう。読み返すことではなく、この「自分で分解して読み解く」ひと手間こそが、語根を記憶に定着させます。1日に数個ずつ進めていけば、英単語がだんだん「でたらめな文字の並び」には見えなくなってきます。

毎日使っている語根

まずはここから。これらの語根は、実はもうあなたが知っているものです。語根だと意識していなかっただけで、英語のごくふつうの単語の中に入り込んでいます。だからこそ、語源で覚える方法の手ごたえをいちばん感じやすいグループです。

form — 形

  • form — もののとる形
  • inform(in + form)— 事実によって相手の考えを形づくる →「知らせる」
  • transform(trans + form)— 形を変える
  • uniform(uni + form)— 一つの形の、全体を通して同じ →「制服」
  • formula(form)— 何かをするための決まった形・型 →「公式」

port — 運ぶ、持つ

  • transport(trans + port)— 離れたところへ運ぶ →「輸送する」
  • import(in + port)— 品物を国の中へ運び込む →「輸入する」
  • export(ex + port)— 品物を外へ運び出す →「輸出する」
  • portable(port + able)— 持ち運べる

spec / spect — 見る、眺める

  • inspect(in + spect)— 中まで注意深く見る →「検査する」
  • respect(re + spect)— 敬意をもって振り返って見る →「尊敬する」
  • spectator(spect)— 見ている人 →「観客」
  • perspective(per + spect)— ものを見通すときの見方 →「視点」

dict / dic — 言う、話す

  • predict(pre + dict)— 前もって言う →「予言する」
  • dictionary(dict)— 言葉が何を言っているかを集めた本 →「辞書」
  • contradict(contra + dict)— 反対のことを言う →「矛盾する、反論する」
  • dictate(dict)— 他人に書き取らせるために声に出して言う →「口述する」

graph — 書く、描く

  • photograph(photo + graph)— 光で描いた絵 →「写真」
  • autograph(auto + graph)— 自分の名前を自分の手で書いたもの →「サイン」
  • paragraph(para + graph)— 区切られた文章のかたまり →「段落」
  • graphic(graph)— 描写にかかわる、生き生きと描かれた

photo — 光

  • photo — 光でつくった画像 →「写真」
  • photography(photo + graph)— 光で像を書く →「写真術」
  • photosynthesis(photo + synthesis)— 光から養分を組み立てる →「光合成」

phon — 音、声

  • telephone(tele + phon)— 遠くから届く音 →「電話」
  • microphone(micro + phon)— 小さな音を大きくする装置 →「マイク」
  • symphony(sym + phon)— いっしょに鳴り響く音 →「交響曲」
  • phonics(phon)— 文字の音を教える方法 →「フォニックス」

動きと動作の語根

このグループは英語の動詞を動かすエンジンです。建てる、引く、投げる、導く――私たちが話すことの多くは「何かが起きていること」なので、これらの語根はいたるところに顔を出します。

struct — 建てる

  • structure(struct)— ものの建てられ方 →「構造」
  • construct(con + struct)— 組み合わせて建てる →「建設する」
  • instruct(in + struct)— 人の中に知識を築く →「教える、指示する」
  • destruction(de + struct)— 建てたものを崩すこと →「破壊」

tract / tra — 引く、引きずる

  • attract(at + tract)— こちらへ引き寄せる →「引きつける」
  • extract(ex + tract)— 引き抜く →「抽出する」
  • subtract(sub + tract)— 下から引き離す →「引き算する」
  • tractor(tract)— 引っ張る機械 →「トラクター」

ject — 投げる

  • project(pro + ject)— 前へ投げ出す →「投影する、計画」
  • reject(re + ject)— 投げ返す →「拒絶する」
  • inject(in + ject)— 液体を中へ投げ入れる →「注射する」
  • eject(e + ject)— 外へ投げ出す →「追い出す、排出する」

duc / duct — 導く、案内する

  • conduct(con + duct)— いっしょに導く →「指揮する、案内する」
  • produce(pro + duc)— 前へ導いて形にする →「生産する」
  • educate(e + duc)— 心を外へ、先へと導く →「教育する」
  • introduce(intro + duc)— 人を中へ導き入れる →「紹介する、導入する」

miss / mit — 送る

  • mission(miss)— 送り出されてやる仕事 →「使命、任務」
  • transmit(trans + mit)— 向こうへ送る →「伝える、送信する」
  • submit(sub + mit)— 自分を権威の下へ送る →「服従する、提出する」
  • dismiss(dis + miss)— 離れたところへ送る →「退ける、解散させる」

ced / cess — 行く、譲る

  • proceed(pro + ceed)— 前へ進む
  • exceed(ex + ceed)— 限度を越えて行く →「超える」
  • process(pro + cess)— 前へ進んでいく一連の段階 →「過程」
  • recede(re + ced)— 後ろへ下がる →「後退する」

gress — 歩む、歩く

  • progress(pro + gress)— 前へ歩む →「進歩する」
  • congress(con + gress)— ともに歩み寄ること →「会議、議会」
  • aggressive(ag + gress)— 相手へ向かって歩み出る →「攻撃的な、積極的な」
  • regress(re + gress)— 後ろへ歩む →「後戻りする」

vert / vers — 回す、向きを変える

  • reverse(re + vers)— 逆向きに回す →「逆にする」
  • convert(con + vert)— 別のものへと向きを変える →「転換する」
  • universe(uni + vers)— すべてが一つにまとまったもの →「宇宙」
  • introvert(intro + vert)— 内側へ向いた人 →「内向的な人」

rupt — 壊れる、破裂する

  • erupt(e + rupt)— 外へ破裂する →「噴火する」
  • interrupt(inter + rupt)— 間に割って入る →「さえぎる」
  • corrupt(cor + rupt)— すっかり壊れた →「堕落した、不正な」
  • bankrupt(bank + rupt)— 財政が壊れた →「破産した」

作る・持つ・置くの語根

前のグループが「動き」を表すなら、こちらは私たちが手と頭でする営みを表します。ものを作り、手放さずに持ち、しかるべき場所に置く、という働きです。

fac / fact — 作る、する

  • factory(fact)— ものが作られる場所 →「工場」
  • manufacture(manu + fact)— 手で作る(もともとの意味)→「製造する」
  • fact(fact)— なされたこと、現実にあること →「事実」
  • benefit(bene + fic)— 誰かのためになされたよいこと →「利益、恩恵」

pos / pon — 置く

  • compose(com + pos)— いっしょに置く →「組み立てる、作曲する」
  • position(pos)— ものが置かれている場所 →「位置」
  • deposit(de + pos)— 保管のために下に置く →「預ける、預金」
  • expose(ex + pos)— 外に出して見えるように置く →「さらす」

tain / ten — 保つ、持ち続ける

  • contain(con + tain)— 内側にまとめて保つ →「含む」
  • maintain(main + tain)— 安定した状態に保つ →「維持する」
  • retain(re + tain)— 持ち続ける →「保持する」
  • obtain(ob + tain)— 手に入れて持つ →「獲得する」

fer — 運ぶ、持ってくる

  • transfer(trans + fer)— 向こうへ運ぶ →「移す、乗り換える」
  • offer(of + fer)— 相手の前へ持ってくる →「申し出る」
  • refer(re + fer)— 出どころへ運び戻す →「参照する、言及する」
  • prefer(pre + fer)— あるものを別のものより前に運ぶ →「好む」

script / scrib — 書く

  • describe(de + scrib)— 細かく書き記す →「描写する」
  • manuscript(manu + script)— 手で書かれたもの →「原稿、写本」
  • prescription(pre + script)— 前もって書いて出される指示 →「処方箋」
  • subscribe(sub + scrib)— 下に自分の名前を書く →「署名する、定期購読する」

感覚と思考の語根

このグループは、世界を受け取るための語根です。見る、聞く、筋道を立てて考える、そして知る。

vis / vid — 見る

  • vision(vis)— 見る力 →「視力、未来像」
  • visible(vis + ible)— 見ることができる
  • television(tele + vis)— 遠くから見ること →「テレビ」
  • video(vid)— 見られるもの →「映像」

aud / audit — 聞く

  • audio(audi)— 音や聴覚にかかわる
  • audience(audi)— 聞きに来た人たち →「聴衆」
  • auditorium(audit)— 聞くために建てられた場所 →「講堂」
  • audible(aud + ible)— 聞き取ることができる

log / logy — 言葉、学問

  • logic(log)— 言葉で表された筋道 →「論理」
  • dialogue(dia + log)— 人と人の間を行き交う言葉 →「対話」
  • biology(bio + logy)— 生命の学問 →「生物学」
  • apology(apo + log)— 自分の行いを説明するために語る言葉 →「謝罪」

voc / vok — 声、呼ぶ

  • vocal(voc)— 声にかかわる
  • vocabulary(voc)— 必要なときに呼び出せる言葉の蓄え →「語彙」
  • advocate(ad + voc)— 支持して声を上げる →「擁護する」
  • provoke(pro + vok)— 反応を呼び起こす →「挑発する」

sci — 知る

  • science(sci)— 体系立てられた知識 →「科学」
  • conscious(con + sci)— 何が起きているかを知っている →「意識している」
  • conscience(con + sci)— 善悪を内側で知ること →「良心」
  • omniscient(omni + sci)— すべてを知っている →「全知の」

科学と自然の語根

科学や自然の語彙の大部分は、ほんの数個のギリシャ語の語根が支えています。これを知っていると、教科書の読み味ががらりと変わります。

bio — 生命

  • biology(bio + logy)— 生命の学問 →「生物学」
  • biography(bio + graph)— ある人の生涯を書き記したもの →「伝記」
  • antibiotic(anti + bio)— 生きた微生物に対抗して働く →「抗生物質」
  • biosphere(bio + sphere)— 生き物がいる領域 →「生物圏」

geo — 地球、土地

  • geography(geo + graph)— 地球について書くこと →「地理」
  • geology(geo + logy)— 地球の学問 →「地質学」
  • geometry(geo + metr)— 土地を測ること →「幾何学」
  • geothermal(geo + therm)— 地球の熱にかかわる →「地熱の」

therm — 熱、温かい

  • thermometer(therm + meter)— 熱を測る装置 →「温度計」
  • thermal(therm)— 熱にかかわる
  • thermostat(therm + stat)— 熱を一定に保つ装置 →「サーモスタット」
  • hypothermia(hypo + therm)— 体温が低すぎる状態 →「低体温症」

chron — 時間

  • chronic(chron)— 長い時間続く →「慢性の」
  • synchronize(syn + chron)— 同じ時に起こるようにする →「同期させる」
  • chronology(chron + logy)— 出来事の時間的な順序 →「年表」
  • anachronism(ana + chron)— その時代にそぐわないもの →「時代錯誤」

体の語根

体の部位を表すラテン語やギリシャ語は、何百もの日常語の中にひっそりと流れ込んでいます。

man / manu — 手

  • manual(manu)— 手で行う →「手動の、マニュアル」
  • manage(man)— 手で扱う、取り仕切る →「管理する」
  • manufacture(manu + fact)— 手で作る →「製造する」
  • manipulate(mani + pul)— 巧みに手で扱う →「操作する」

ped / pod — 足

  • pedal(ped)— 足で動かすレバー →「ペダル」
  • pedestrian(ped)— 歩いて移動する人 →「歩行者」
  • biped(bi + ped)— 2本の足をもつ生き物 →「二足動物」
  • pedestal(ped)— 柱の足もと、土台 →「台座」

capit / cap — 頭

  • capital(capit)— 頭となる都市、中心となる資源 →「首都、資本」
  • captain(capt)— チームや船の頭 →「キャプテン、船長」
  • decapitate(de + capit)— 頭を取り去る →「首をはねる」
  • per capita(capit)— 頭ごとに、一人あたりで数えて →「一人あたり」

cord — 心

  • cordial(cord)— 心からの、温かい →「心のこもった」
  • accord(ac + cord)— 心が出会うこと →「一致、合意」
  • courage(cour + cord)— 心の強さ →「勇気」
  • discord(dis + cord)— 心が離れていること →「不和、対立」

corp — 体

  • corpse(corp)— 死んだ体 →「死体」
  • corporation(corp)— 一つの体として動く集団 →「法人、企業」
  • corporal(corp)— 体にかかわる →「身体の」
  • incorporate(in + corp)— 一つの体に取り込む →「組み込む」

空間・時間・量の語根

最後のグループは、ものがどこにあり、いつ起こり、どう比べられるか――つまり「秩序と量」の語彙です。

loc — 場所

  • local(loc)— その場所に属する →「地元の」
  • locate(loc)— 場所を見つける →「位置を突き止める」
  • location(loc)— 特定の場所 →「位置、所在地」
  • dislocate(dis + loc)— 場所からずらす →「脱臼させる、混乱させる」

tempor / temp — 時

  • temporary(tempor)— 短い間だけ続く →「一時的な」
  • contemporary(con + tempor)— 同じ時代の →「同時代の、現代の」
  • tempo(temp)— 時間の中での進み具合 →「テンポ」
  • temporal(tempor)— 時間にかかわる

ann / enn — 年

  • annual(ann)— 1年に1度起こる →「年1回の、毎年の」
  • anniversary(ann + vers)— 日付が毎年めぐってくること →「記念日」
  • biennial(bi + enn)— 2年ごとに起こる →「2年に1度の」
  • millennium(mill + enn)— 1000年という期間 →「千年紀」

equ — 等しい、平らな

  • equal(equ)— 量や価値が同じ →「等しい」
  • equator(equ)— 地球を均等に分ける線 →「赤道」
  • equivalent(equ + val)— 価値が等しい →「同等の」
  • equation(equ)— 両辺が等しいことを表す式 →「方程式」

magn / maj — 大きい、偉大な

  • magnify(magn + fy)— 大きさを大きくする →「拡大する」
  • magnificent(magn + fic)— 偉大に作られた →「壮麗な、見事な」
  • magnitude(magn)— 大きさや重要さの度合い →「規模、重大さ」
  • major(maj)— 2つのうち大きいほう →「主要な」

一覧から「使える語彙」へ

この一覧を一度読んだだけでは、40個の語根は長期記憶に入りません。定着させるのは次の2つです。一つは間隔をあけた想起――数日たってからその語根にもう一度出会い、答えを見る前に意味を思い出すこと。もう一つは生成――初めて見る単語の意味を、パーツから自分で組み立てること。ただ並んでいるだけの一覧は、このどちらもあなたにさせてはくれません。

そこで役立つのが、一覧にはできないことをしてくれる体系的なコースです。Wordiyo は、ばらばらの語根を順序立てた学習パスに変えます。それぞれの語根を実際の単語を通して教え、各レッスンの最後には、間違えた問題を覚えるまで出し直すクイズがあります。Basics コースは無料なので、何も決めずに今日から始められます。

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